今まで存在は知ってたけど、なんとなーく避けてた「しゃばけ」シリーズ。
江戸時代のものって、専門用語(岡っ引きとかさぁ)多くて、あんま好きじゃないんだけど・・・。
今回は挑戦。
そしたら意外と面白くて、シリーズ第2巻も買ってしまった。
一応、ファンタジー推理物ってくくりになるのかな?
主人公は、病弱だけど、頭の切れる、ただし、金勘定は微妙に下手な一太郎(若だんな)
病弱ゆえに両親や2人の手代に甘やかされて育ったお坊ちゃん。
その2人の手代は偉丈夫でごつい顔、力持ちの「佐助」と整った顔立ちの「仁吉」
この2人がなんと、妖(あやかし)という設定。
「佐助」は犬神「仁吉」は白沢(はくたく)。
他にも「屏風のぞき」という付喪神(つくもがみ)に「鳴家」(やなり)などなど。
ちょっと人とずれた感覚の(当たり前か)妖が出てきて面白いです。
病弱で外出もままならない若だんなに代わって、彼らが情報を掴んできます。
また、それがすげーかわいい。
特に「鳴家」
見かけは身の丈数寸の恐ろしい顔の子鬼たち(いっぱいいる)なんだけど、
若だんなに情報を一番に知らせるのは俺だ!とばかりに張り切っていくんです。
でも毎回、たいした情報は得られなかったりするんだけど。
やってることが、幼稚園児みたいでかわいいんだよ。
若だんなの膝を奪い合ったり、お風呂で泳いでみたり、すねてみたり。
「しゃばけ」は長編だけど、「ぬしさまへ」と「ねこのばば」は短編です。
「しゃばけ」で世界観を掴めば、その後は気兼ねなく楽しめそう。
どのキャラもいい味だしてるのでぜひ。
今度、スペシャルドラマもあるらしいですよ。