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Sugarcoat

秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず。      
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「さくらん」
監督・蜷川実花
出演・土屋アンナ 椎名桔平 成宮寛貴 安藤政信 
原作は読んでたのでラストどうなるかが見ものだったかな。
内容はネタばれになるから置いといて。
何が一番注目かって言えば、映像の綺麗さ。
監督が写真家ってこともあってなのか、凄い綺麗。
どの場面も静止画にしても絵になる。飾っときたいよ。
色がもの凄く鮮やか。役に合わせた色使いをしてるっぽかった。
部屋の色が菅野は白と青っぽいのが基調で土屋は赤というか紅を基調にしてたかな?
成宮わっるい役してたね。いや、知ってたけどさ。
安藤はいい役してたよ。まあ、少しは歳取れよって思ったけど。
だって、土屋が売られてきた時と最後に花魁になった時の見た目に変わりなさ過ぎでしょうよ。
土屋アンナの演技は初めて見たけど、嫌いじゃない。
ただ、アタシの中のきよ葉とはちょっとずれてたかな?そこはしょうがないけど。
菅野もお見事。もうちょい性悪にして欲しかったかな。
原作がどう終わるかわかんないけど、ああいう終わりかな?
やっぱ、そこで落ちるのが一番いいというか自然だと思うんだけどなぁ。


「46億年の恋」
監督・三池崇史
出演・松田龍平 安藤政信 窪塚俊介 石橋凌
これはわかり難い。つかわからん。
見る前から大分「詩的」な作品っていうのは知ってたけど、程がある。
まず世界観が独特。突っ込みどころかなり満載なんだけど、なんか許せてしまう。
だってさ、なんで刑務所のすぐそこにスペースシャトルとピラミッドみたいなのがあるんだ?
なんかよくわからん。
ストーリーは一応ラブストーリーなのか?
あ、キャストでわかるだろうけど、松田と安藤のラブストーリーだから。
あのねえ、ぶっちゃけて言うと、ものっそいエロティックよ、この映画。や、そういうシーンがあるとか関係なく。映画監督のコメントにも「むせ返るような男達の“色香”に窒息しそうになった」ってあるし。
撮りかたもそう。やたらと安藤をそういう風に撮ってた。
これはネタばれも何もないだろうから簡単にあらすじを。
閉ざされた監獄の闇の中、事件は発生する。居並ぶ雑居房のひとつで、1人の少年が渾身の力を込め、1人の青年の首を絞めていた。少年は青年に馬乗りになり、ひたすら首を絞め続ける。青年の引き締まった体はぴくりとも動かず、とっくに絶命しているのは明らかだ。しかし、少年は憑かれたように首を絞め続ける。その美しい瞳に涙さえ浮かべながら……。
犯行を発見した看守たちにあっという間に取り押さえられた少年は、脱力したように抵抗しない。しかし彼は悲痛なまでに叫び続けるのだった。「ぼくがやりました!」──。
この奇妙な殺人事件を捜査し始める、警部(石橋漣司)と警部補(遠藤憲一)。加害者と思われる少年は有吉 淳(松田龍平)。ゲイバーで働いていた有吉は、店の男客からホテルに連れ込まれ性的暴行を受けたことから逆上し殺害に及ぶ。男が絶命した後も、何度も執拗に遺体を損傷するといった惨殺ぶりは、今度の事件との関連を疑われる。そして被害者の青年は香月史郎(安藤政信)。あまりにも劣悪な環境で育った香月は幼い頃から様々な罪を犯し、最終的には路上で人を殴り殺した。そして偶然にも有吉と香月は同日に、この刑務所に投獄されている。
捜査が進めば進むほど、有吉の動機が謎に包まれてゆく。寡黙で誰にも心を開かない有吉と、気に入らないとだれかれ構わず殴り倒してゆく凶暴な香月。まったく正反対のタイプにも関わらず、ことあるごとに香月は有吉を守り、2人の間にはある濃密で暖かい空気が流れていた。囚人・雪村(窪塚俊介)は証言する。香月と肉体関係を持っていたとしたら「有吉じゃないんスか、やっぱ?」しかし、そう言う雪村本人も刑務所内での世渡りのためなら模範囚・土屋(渋川清彦)と簡単に寝るような男。他の囚人たちも、口々に好き勝手な証言をしていく。そして、捜査線上に浮かび上がるもう1人の男。こともあろうに、それはこの刑務所の新所長(石橋 凌)。ぞっとするような笑みをたたえながら、恐ろしく優しい口調で話しかけるこの不気味極まりない所長は、かつて自分の妻を香月に暴行され、結果妻は自殺するという壮絶な過去を持っていた。
誰が真実を告げているのか?そして、「ぼくがやりました!」と叫び続ける有吉の真意とは──。
決して想像できないラストが、あなたを待ち受ける。
公式サイトから引っ張ってきちゃったら長いけど、まあいいや。
とまあそういうストーリーなんだけど。
なんか壮絶なんだよね。別になんか壮絶なシーンがあるかといえばそういうわけじゃなくて、
受ける印象かな?
「さくらん」と同じように映像美も凄いんだけどね。
でも内容がね。なんか答えはくれないんだよね。
結局引き金はなんだったのか?なぜ2人は惹かれあったのか?
この2つが全くわかんない。や、なんとなくはわかるけど断言できない。
で、それについて私的考察。ネタばれ含むのでご注意~。


かなり詩的な作品だから、詩的な表現多数になるかも。
結局、香月(安藤)のは他殺でなく自殺に括られる。自分を殺そうとした土屋に抵抗もせず、手を貸した。というか、やりきれなかった土屋の手を強引に自分の首を絞めるように引いた。まあ、この辺ありえないんだけど(だって自分で自分の首を死ぬまで絞めるのは無理だろ。紐を使ってもさ)その意味なんだよな、わかんないのは。私的には「最遊記」の烏哭のイメージがあるかな。己が殺されるために、他者を殺してきたって感じ?有吉(松田)の台詞にも「そんなに死にたかった?」みたいなところあるし。その引き金が3重の虹と有吉が香月を抱き締めたことにあるのか?まあ、後者はなんとなくわかるんだよな。香月の家庭環境は劣悪だったって表現があるからね。愛されたことのない人間は愛することをしらないってとこか?有吉に愛されても(プラトニックにだが、いや、それゆえか?)それの受け入れ方がわからないって感じか。香月にとって、愛情は常に欲望と同義だったわけだ。だからこそ、自分を抱かない有吉の愛情がわからなかった。香月が死ぬのは有吉が怖かったから?もしくは有吉を汚しそうな自分が怖かったからか。まあそんな感じに見えたんだけど。わかんないのは惹かれた理由だよな。有吉は香月に理想をみたって感じ。君みたいになりたいんだって言うし。じゃあ、香月は何に惹かれたのかがわからん。まあでもその辺はわかんなくてもいいとこか?強いて言えば、その綺麗さか。でもまあ、恋愛もので惹かれた瞬間とかはなくてもいいか。そのへんはいいか。
わからんことだらけだよ。何を伝えたかった?この映画は。その辺はまあ、人それぞれだけど。まあアタシは「哀しさ」と「愛しさ」ってところか。まあ、クサイ表現だけど。


あー感想の長いこと長いこと。つーか考察か。
あんまり難しくて考えすぎた。こんな考えて映画みるの久々だわ。
娯楽映画とは程とおい感じですが、アタシは好き。
色んな人のコメントあったけど、丹波さんのが一番好きだったのでそれで締めましょう。
「時を超えて結びついた魂、その現世での逢瀬は、あまりに切ない」
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誕生日:
1986/08/19
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読書、昼寝、音楽鑑賞
自己紹介:
本と音楽と寝ることをこよなく愛する大学生。

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